持病シリーズ:五十肩
みなさま、こんにちは。今回は工藤が担当です。よろしくお願いいたします。
私はいくつか人に自慢できるような持病を持ち合わせておりますが、今回は君に決めた!
今回のテーマは五十肩についてです。と言いますのも、現在進行形で私が患っております。
かれこれ10年ほど前、40代半ばにも右肩が痛み(数ヶ月)四十肩などと勝手に呼んでおりました。一度かかればもう終わりだと勘違いしておりましたが、見事に私の肩痛は復活を遂げたのであります。
五十肩は医学的には「肩関節周囲炎」と呼びます。40〜60歳が好発年齢です。ドンピシャです。
特別な原因がなく発症するとされています。主な症状は片側の肩のみに痛みや運動障害が起こり、ときに日常生活に支障が生じるほどの強い痛みが現れることもあります。
【原因】
加齢に伴い骨・軟骨・靱帯・腱など関節の組織に炎症が起こることによって生じると考えられています。そのほか、運動不足や寒さによって血液の循環が悪くなることも一因と言われています。
【五十肩の進行】
・急性期
五十肩が発症してから約2週間までを急性期といいます。急性期では、安静時や夜間でも肩に痛みが現れます。寝返りを打っても痛たい。とにかく痛い。
・慢性期
急性期を経て慢性期には、肩の痛みは徐々に軽減します。まだ肩の動く範囲が狭いままで、この状態は約6か月続くと言われています。
現在の私は、急性から慢性への移行期でしょうか。疼痛と機能障害はまだ結構あります。
・回復期
慢性期が約半年ほど経過すると、回復期に入ります。関節の痛みや動きが徐々に軽快していきます。
自然治癒の場合、回復するまでには通常約1年かかるといわれています。しかし、半数の患者は、痛みや可動範囲が制限されることが平均して7年も続くといった報告もあります。そんなに続くとは、耐えられませんな。前回四十肩?にかかった時は、半年以内くらいで治りましたが…。
【治療】
五十肩の治療には、保存療法と手術があります。
保存療法は関節の痛みを和らげ、可動範囲を広げることを目的に行われます。薬物療法・運動療法・理学療法が一般的で、薬物療法では消炎鎮痛剤やテープ状の外用薬(いわゆる湿布)などを用いますが、痛みが強い場合にはステロイド剤と局所麻酔剤を混ぜた薬、高分子ヒアルロン酸ナトリウムなどの注射が検討されることもあります。
また運動療法や理学療法では、痛みを和らげるための生活習慣の改善や、可動範囲を広げられるようリハビリテーションを行います。これらによって改善しない場合は、手術が検討されることもあります。
【予防】
肩の血液の循環をよくするために、肩を温め、適度に動かすことが大切です。また、ストレッチを行ったりすることも効果的です、と、文献的には言われておりますが、このようなことは普段から実行していましたが、なるものはなる。
なってしまったら、じっと我慢して嵐が過ぎ去るのをただひたすら待つのみ。
今年一年、無理をせずおとなしくします。
みなさまもお気をつけくださいませ。
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by nikikai_sapporo
| 2022-02-01 01:41
| Dr.工藤 諭