「豊平川のサイクリングロードで出会えた生き物たち」
担当:技工部 長尾 剛
新型コロナウイルスがはやり始めた頃から、自転車を利用する機会が増えました。今回は、幌平橋から一条大橋まで豊平川のサイクリングロードで出会えた生き物たちを、技工部長尾が紹介します。
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まずはキタキツネです。
札幌市街地で暮らすキツネはアーバンフォクス(都市ギツネ)と呼ばれています。アーバンフォクスといえども野生動物なのでエキノコックスが気になります。
キツネに触ったりするのは危険ですよ。
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次はアオサギです。
ペリカン目サギ科の鳥で全国的には一年中見られますが、北海道のアオサギは渡りをするので冬には見られません。
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次も鳥でウミウです。
川にいるのでカワウかと思ったのですが、顔の黄色いラインの形やくちばしの形などからウミウだとわかりました。
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次はエゾシカです。
出会った場所が36号線に架かっている豊平橋の所。かなり都心部に近かかったのでびっくりしました。この場所は札幌に初めて住み着いた和人の石碑がある場所で、まだ豊平川に橋がない江戸時代、幕府は1855年(安政2年)に函館に奉行所を置き、石狩に調役を設けました。この調役の三代目:新井金助により二人の男が豊平川の渡し守に命じられました。その二人とは、豊平川の東側に住んでいた志村鉄一と、西側に住んでいた吉田茂八でした。
この場所は「渡し」があった場所。エゾシカもこの事を知っていたのかも知れませんね。
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最後はサケです。
昔は豊平川が汚染してサケがいなくなりましたが、カムバックサーモン運動のおかげでサケが戻ってきてくれました。カムバックサーモン運動とは、豊平川の汚染を嘆いた札幌市民達が川の水質浄化に取り組み、行政・経済界などあらゆる分野の協力を得ながら推進した市民総ぐるみの運動でした。現在は、サケの遡上が始まり、人口ふ化放流したサケだけでなく、自然産卵したサケも回帰するような環境に回復しました。先人達の努力のおかげで、きれいな川とサケが戻ってきたんですね。
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師走になり、私の自転車のシーズンは終りました。来年もいろんな生き物に出会いたいですが、熊だけは会いたくないですね。
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by nikikai_sapporo
| 2021-12-01 07:10
| 技工士:長尾