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歯科医師が綴るコラム集やお知らせなど【二期会歯科クリニック】札幌市中央区北3条西2丁目 NC北専北3条ビル8F/TEL:011-251-2220


by nikikai_sapporo

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人工甘味料は危険なのか?


今回は甘味料についてです。
甘味料といって思いつくのは、、、そう砂糖ですね。
その他、キシリトール、オリゴ糖などなど耳にすることも多いと思います。

主な甘味料をまとめるとこのようになります。

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今回お話しするのは甘味料の中の非糖質系甘味料、さらにその中の「人工甘味料」です。

ちょっとわかりづらいと思いますが、非糖質系甘味料というのは炭水化物からできていないという意味で、さらにその非糖質系のなかで天然甘味料でもないものです。

つまり完全に人工的に作られた甘味料。
ん?説明になってないか。
まあ、とにかく天然の成分は何一つ入っていないということです。
アスパルテームやアセスルファムカリウムなど、どこかで見たことはあると思います。

今では甘さ控えめ、カロリーオフ、ゼロカロリー、ノンシュガーと名のついた飲み物やお酒、お菓子の多くに人工甘味料は使われています。同じ甘さなら、太りにくい、虫歯になりにくいお菓子やジュースの方を思わず手に取ってしまう方も多いと思います。

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しかし、いい事ばかりのようなこの人工甘味料、インターネット等ではその危険性を指摘する声も多く聞かれます。


例をあげると

「アセスルファムKを含むエサを2年間食べさせた犬の肝臓に障害が出た。免疫機能が低下した。」

「うさぎやネズミの実験ではアセスルファムKの大量摂取により死亡例もあった。」
 
「アスパルテームが体内で分解されるとメタノールという悪性腫瘍、脳障害、頭痛、うつ病など様々な悪影響が出る有害物質が発生する。」

「人工甘味料を大量に摂ると、脳が砂糖と勘違いしインシュリンを大量放出する。そのため、逆によりたくさんの砂糖を摂らないといけない体になる。」

などなど、ちょっと調べればいっぱい出てきます。

しかし、これらのネガティブな噂は専門家の間では否定的な意見が多いです。

「動物実験で使用した人工甘味料の量は、人間に換算したらとても摂取できるような量ではなく、通常摂取する量で人体に害を及ぼすことはまず考えられない。」

「アスパルテームが分解されて発生したメタノールは血中に吸収されることはなく、体内に蓄積することもない。」

「アスパルテームに発がん性があるとした報告は一つもない。」

さて、どちらを信じればいいのでしょうか?

こればかりは自分で判断するしかないです。

少しでも危険性があるなら明日から摂取しないことにする、というのも一つの選択でしょう。

しかし、今まで人工甘味料が入っているお菓子をたくさん食べていた人が、体に良くないからと言って明日から本物の砂糖が入っているお菓子を同じだけ食べていいのでしょうか?

毎日人工甘味料が使われているコーラをたくさん飲む人が普通のコーラに変えれば済むのでしょうか?

それこそ糖尿病や虫歯などのリスクが激増してしまいます。そもそも、健康に気を使う人なら毎日コーラなど飲まないと思いますが。

糖分に限らず塩だって大量にとればさまざまな病気を引き起こします。お酒も少量であれば百薬の長かもしれませんが、大量摂取すれば死ぬこともあります。

偏った食生活をしていれば、何だって体の害になります。

人工甘味料のわずかな危険性を論ずる前に、人工甘味料をたくさん摂らないといけないようなその食生活を改善するのが先ではないか?と私は思います。


たまに甘いものを食べたくなった時、甘いジュースを飲みたくなった時に虫歯やカロリーに気を使って人工甘味料の入ったものにする。
それぐらいの量なら全然問題ないと思います。

もちろん、本物の砂糖じゃないと出せない、味というのもあると思います。

それぞれの利点、欠点を知りうまく食生活に取り入れましょう。

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by nikikai_sapporo | 2019-01-08 13:26 | Dr.木下 篤