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歯科医師が綴るコラム集やお知らせなど【二期会歯科クリニック】札幌市中央区北3条西2丁目 NC北専北3条ビル8F/TEL:011-251-2220


by nikikai_sapporo

カテゴリ:Dr.森本 光一( 12 )

HONDAがF1から撤退~一モータースポーツファンの独り言~

 2008年12月5日にHONDAがF1から撤退するというニュースが突然発表されまし た。 ひとりのモータースポーツファンとしては、すごく残念な気持ちと最近の F1の現状を考えると「しょうがないかな」と思う気持ちが複雑に絡み合ってい ます。 HONDAにとってF1とは特別なものであり、その挑戦の歴史をかいつまんでふりかえってみたいと思います。
 1964年に初めてF1に参戦した時には自動車(しかも軽トラック!)を作り始め て2年目の事でした.なぜそんな時期に参戦したかというと、当時の社長の本田宗一郎氏が「世界で一番でなければ一番じゃねぇ!」 と技術向上と従業員の士 気高揚を図るために破産覚悟で決断したものでした。

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 既にオートバイのレースでは海外で何度も勝っていたため、当時のHONDAのF1マシーンのエンジンは馬力ではナンバーワンでしたが、その分複雑で重たく初期トラブルも重なってなかなか良い成績が上げられませんでした。しかし1965年の最終戦メキシコGPではついに優勝したのでした。残念な事に当時の日本の社会には「暴走族の行為を助長する」とあまり大きくとらえられませんでした。

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 しかし欧米では、そのひときわ甲高いエンジン音から「ホンダミュージック」と賞賛されました。その後、小型乗用車の開発に専念するためF1活動を休止する1968年までの35戦で合計2勝をあげ、HONDAの第一期の挑戦は終わりました。

 1983年HONDAはエンジンのみをチームに供給するといった形でF1に復帰を果たします。 翌1984年の第9戦のダラスGPで復帰後の初優勝を飾り、その後着実に力をつけたHONDAエンジンは1987 年から1991年の5年にわたりチャンピオンエンジンとなったのです。 特に1988年には全16戦中15勝という圧倒的強さを見せたのでした。 しかし1992年に「初期の目的は果たした」とF1からの一時撤退を決め、この10年間で計151戦中63勝し てHONDAの第二期の挑戦は終わりました。

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(創業者本田宗一郎と「音速の貴公子」アイルトン・セナのツーショットです。残念ながら二人ともすでに故人となってしまいましたが、セナの活躍無くして第二期の栄光は無かったと思います。)

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 2000年から再びF1へエンジンの供給を再開したのですが、期待とは裏腹に成績は振るいませんでした。ついに2006年からは車体も自社製のオールHONDAとして38年ぶりに参戦し、2006年の第13戦ハンガリーGPでついに優勝を飾るのですがその後は低迷が続き来年こそはとの期待もあったのですが冒頭にも書きましたように今年でHONDAの第三期の挑戦は幕を閉じました。
              
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 確かに現在の自動車業界は世界的に危機的状況であり、年間活動費に約400億円も必要なF1活動は会社の運営上厳しいものだと思います。なにせF1マシンはネジの一つから全て特注品で勝つためのマシンを作るには多くのスタッフと莫大な開発費がかさんでしまいます。そのためここ数年はコスト削減のためのルールが重視され、その結果、チームごとの特色が薄れてしまったのも事実です。
 しかし、何でもありにしてしまうと安全性も失われてしまい、実際1970年代までは常に死と背中合わせのものでした。安全性とスピードといった相反する物を管理するためにはルールが必要ですが、このルールの中で勝ち抜くためには他のチームが行っている事それ以上が要求され、たとえ今年は良い成績だったとしてもそのままでは次の年には下位グループに埋もれてしまうくらい厳しい物なのです。

          ~HONDAの光と陰~

 スピードのみを考えればエンジンの馬力が大きければそれだけ最高速度は上がります。第1~2期のHONDAのアドバンテージはずばりここでした。そのうえ燃費や信頼性といった点でも優れていました。ところがここが大きな落とし穴で、そのスピードを活かせる車体の開発がおろそかになっていたのでした。HONDAが活動休止している1970年代と1990年代で最も進歩した事は空力でした。走行中の風の抵抗をできるだけ抑え、かつその抵抗を利用して車体を安定させるか、といったことが様々な角度から研究され、開発されていったのです。追い討ちをかけるように先に述べたルールによってコスト削減のためエンジンの開発やその性能までも制限されてしまい、第三期のHONDAのF1はその遅れを取り戻す事ができずに苦戦を強いられたのです。
 しかし、2009年度に向けて明るい材料もあったのです。新しいルールでは環境問題に対応するためにエネルギー回生システム(タイヤの回転で発電してそのエネルギーを再利用するシステム)の導入が決まっておりHONDAがそのシステムで一番進んでいると言われていたのです。

 そんな中の撤退のニュースですが、記者発表の時の福井威夫社長の顔が残念だというよりは、諦めきれない悔しさがにじみでていたような気がします。

 この危機を乗り越えてきっとF1に帰ってくると私は信じています。

          「F1はHONDAのDNA」なのですから・・・

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by nikikai_sapporo | 2008-12-19 08:01 | Dr.森本 光一
こんにちは。
第三回コラムは森本が担当いたします。

 薬は人体にとって良い効果や作用のある物質で、その 史は紀元前2000年には記録として様々な動植物の薬効が記載されています。しかし、どんな薬にも副作用があり、使い方を誤れば簡単に毒となります。逆に危険な猛毒でも使い方によっては優れた薬になるのです。

 歯科の診療で使用される主な薬としては局所麻酔薬、鎮痛薬、抗生剤があります。もちろん大きな問題の無い物を使用していますが、以下のような注意が必要です。

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【1】服用の指示ををきちんと守る
 多く飲めばそれだけ効果がある訳ではありません。かえって格段に副作用の危険性が増加します。逆に少なすぎると効果が不十分な場合があります。

【2】他の薬との飲み合わせ
  既に他の病院より処方されている薬がある場合には、お薬手帳や病院からの薬剤情報の用紙をご持参ください。粉薬や、一回服用分として複数の薬が一袋にまとめられている場合には、現物を持参していただいても判断がつかないので、特にこのような情報が大切となります。また、市販の薬でも特に風邪薬は要注意です。風邪薬の中には鎮痛作用や解熱作用、抗炎症作用といった様々な成分が含まれている場合が多く、当院から処方される薬との相互作用が生じ、副作用が出る確率が高いことがあります。

【3】妊娠中、授乳中の場合
 どんな薬でも100%安全な物はありませんので、原則的には極力使用しないほうが良いと思われます。しかし炎症が進行して強い痛みや腫れが生じ、不安やストレスを感じている場合などは、必要最小量の鎮痛剤を使用すべきと考えられます。また歯周 織の感染が進行し化膿してくるような場合は、抗生剤を使用した方が口腔内の炎症を速やかに消退させ、全身への影響を食い止めることができるでしょう。妊娠の時期や経過、授乳のパターンや一時的な人工乳への切り替えの是非を考慮し、ケースバイケースで適切な投薬を判断いたしますので、是非ご相談ください。

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 近年、致死率がとても高い食中毒の原因であるボツリヌス菌(写真)の毒素が、美容外科では「しわとり」の良薬となっています。今後「飲むだけで虫歯にならない薬」「歯肉に塗るだけで歯周病が治っちゃう軟膏」なんて夢のような特効薬が、現在「毒」とされる物質や悪玉細菌から発見される可能性は・・・・?
 それはともかく、まずは今ある薬を上手に利用して苦痛をできるだけ和らげ、基本を守った良い治療に専心したいと思います。

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by nikikai_sapporo | 2007-12-07 10:17 | Dr.森本 光一