コラム・8月号(第202回)/ 技工部 長尾【二期会歯科クリニック・札幌市中央区】
2024年 08月 01日
今回は技工部:長尾が担当です。
私は昼休み時間に道庁(赤レンガ庁舎)を時々散歩します。
今は半世紀ぶりの大規模改修工事中で、耐震改修工事、保存修理工事、公開活用工事など色々改修工事が行われています。今回は、屋根の銅板ふき替え工事が終了した赤レンガ庁舎を見てきました。
道庁(赤レンガ庁舎)のシンボル~八角塔は、酸化した青緑色の古い板が剥がされ、新しい銅板が取り付けられました。
八角塔はこれまで仮設見学施設で見ることができましたが、令和6年(2024年)5月12日で閉館しました。
空気中の硫黄化合物や酸素、二酸化炭素、雨などの水分と反応すると、銅の表面に安定した酸化被膜が生じます。この酸化被膜の化学反応が進むにつれて銅の色は変化し、最終的には緑青色になるそうです。
昔、赤レンガ庁舎の火災がおこり、内部と屋根を全焼した時期がありました。また八角塔が風でゆれ動いたため、撤去されたこともありました。また赤レンガ庁舎自体の存続が危ぶまれたこともありました。田中敏文知事の時代、新庁舎建設のため解体撤去の決定が下されましたが、これを次に就任した町村金五知事が覆したのでした。町村知事は赤レンガ庁舎の存続を決めただけでなく、八角塔の復元をおこない、昭和43(1968)年の北海道百年事業の一環として国の重要無形文化財登録への道をひらきました。こうして赤レンガ庁舎は、道民の心のよりどころとして永久保存されることになりました。町村知事がいなかったら今回の大規模改修工事もなかったと思います。町村知事、本当にありがとうございました。
改修工事はあと一年ほどで完成予定で、赤レンガ庁舎リニューアルオープンの日は令和7年(2025)年7月25日に決まりました。館内にはアイヌ文化などの展示コーナーや飲食コーナーなど設けられる予定です。改修工事前は無料で入館できたのですが、リニューアル後は有料になります。また、これまで立ち入りができなかった八角塔にも別料金を払えば入ることが可能になります。(北海)道は、令和6年(2024)年7月25日から道庁前庭にカウントダウンボードを設置し、道庁リニューアルオープンをPRしています。
酸化していない八角塔が赤レンガ庁舎の屋根のてっぺんで赤褐色に輝く姿が楽しみです。数年かけて赤褐色・褐色・暗褐色・黒褐色・緑青色と変化するようなので、色の変化も楽しみながら散歩します。
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by nikikai_sapporo
| 2024-08-01 00:21