コラム・7月号(第177回)/ Dr.林 聡氏(【二期会歯科クリニック・札幌市中央区】
2022年 07月 03日
「チワワの心臓手術」
先日、我が家のチワワが心臓手術を受けて、約一ヶ月が経過しましたのでご報告いたします。
事の始まりは約一年前、チワワが日常的に咳こむようになりました。
咳以外は特に問題なく、かかりつけの動物病院で診察を受けました。原因がはっきりせず百日咳ではとの事でした。
ところが二百日が経っても良くなりません。かかりつけの病院で更に精査してもらった所、心臓に原因があるとの事で内服薬を頂き、様子を見ることになりました。
一向に良くならず、ある日あまりに咳き込むので更に精査してもらい、心臓病からの由来の肺水腫との診断を受け病院の酸素室に入ることになりました。多少良くなったものの、今後どうしますか、との事で心臓病を診てくれる専門の動物病院を紹介していただく事になりました。
その動物病院の診断は、心臓の僧帽弁閉鎖不全症からきている肺水腫で、このまま内服で様子を見ていっても一年生存率は50パーセントと言われ、手術の必要性を説明されました。手術のリスクも説明を受け、家族会議をしてどうするか悩みましたが手術を受けさせることに決めました。
手術までの日々は家で酸素室をレンタルして過ごしました。
手術当日は横浜から執刀医の先生がいらっしゃって、医療チームで手術がおこなわれました。手術は無事成功しました。術中に左心房が破裂して危なかったそうです。
10日間の入院の後、我が家に帰って参りました。
左半分は手術のために毛をカットしています。酸素室は必要なくなりました。
咳は全く出なくなりました。嘘のようです。
1ヶ月後の検査でも落ち着いているようです。
手術を受けるかどうかは、犬の年齢や様々な条件があり選択は難しく、飼い主それぞれだと思います。
ペットの犬の死因の一位は悪性腫瘍、二位は心臓病だそうです。
今回このような動物医療を受けて、知らない世界がいっぱいあった事に驚いているとともに、病院関係者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
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by nikikai_sapporo
| 2022-07-03 15:07
| Dr.林 聡氏