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歯科医師が綴るコラム集やお知らせなど【二期会歯科クリニック】札幌市中央区北3条西2丁目 NC北専北3条ビル8F/TEL:011-251-2220


by nikikai_sapporo

コラム・8月号(第130回)/ Dr.佐藤 禎【二期会歯科クリニック・札幌市中央区】

今回のブログは佐藤が担当します。

 3大疾病(しっぺい)は、がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中といわれていますが、それとは全く関係なく、今回は私の料理の3大失敗(しっぱい)についてお話します。

第3位 カレーどろどろ事件

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 15年ぐらい前、カレーは作り方がまちまちで、おいしい時とそうでないときがあった時代。冷蔵庫にあった食材でカレーを作った。そのときは、肉を炒めて、ジャガイモ、にんじん、タマネギを水の入った鍋に入れ、中火でジャガイモ、にんじんに串が通るまで煮る。火を止めてカレールーを溶かして少し煮込んでできあがり。しかし、ここで鍋底が焦げるのを避けるため沢山かき回した。ジャガイモが男爵で煮とろける品種だったこともあり、ジャガイモの原型はなくなていた。どろどろのルー。美味しくなくて家族にも不評であった。チャツネ代わりにバナナを入れたこともある。同様にどろどろのルーになるので注意。
 今では、作り方が固定している。塩胡椒で下味をつけた肉を焼いた油でタマネギを炒め、さらににんじんを入れて軽く炒めたあと、ジャガイモ(メークイーン)をいれて水を具材ヒタヒタに入れる。弱火で少しずつ温度をあげ、にんじんとジャガイモが煮えたら火を止めルーを投入、ここでガラムマサラとクミンシード(私が大好き)を入れ数分煮込んで完成。時間のあるときはジャガイモとにんじんは大きめに、時間がないときは小さめにする。どうやって作っても2日目が美味しい。安定した味になっている。
 
第2位 エビチリ エビ縮小事件

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 次は私が生まれて初めて自分一人で料理した時の話。今から25年ぐらい前、ネットでレシピなど調べられない時代。エビチリを作ると決め、料理本を買い、具材を買いに行った。エビ、長ネギ、調味料。そして家に帰る。作り始める。
 購入したエビはエビチリで食べたことのある物より少し小さめの直径4センチぐらいだった。しかも冷凍。グラムで購入したので、200匹ぐらいあった。料理本には「背わたを取り....」との記述。自然解凍した後、1時間ぐらいかけて小さいエビ200匹の背わたを取った。あとは料理本の通りに調理した。
 フライパンにエビを入れると、エビがみるみる小さくなっていった。できあがり直径1センチ。しかも硬い。まるで日新のカップラーメンに入っているエビ。3時間かけて作ったエビチリが貧相なものとなった。エビ以外の味は美味しかった。
 エビは熱を加えると小さくなる。特に冷凍は顕著である。勉強になった。ガッカリもした。
 
第1位 キーマカレー増量事件

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 これはつい最近のこと。調味料の味も分かってきて、味見で何が足りないかほんの少し分かってきたが、 Cook Pad におんぶにだっこの今の時代。毎年夏、冷蔵庫にトマトが剰って来たら作るのがミートソースかキーマカレーである。どちらも野菜の水分だけで作るので美味しいと評判のレシピである。目覚ましテレビの「今日の占い」で天秤座が最下位で、ラッキーポイントが「キーマカレー」だったので、ちょうど休みの水曜日であったし、作ることにした。
 大家族のため15人分を予定し、冷蔵庫にない合い挽き肉、ズッキーニ、ナス、S&B(カレーはS&Bに限る!)のキーマカレールーを購入した。
 昼過ぎの2時頃、料理開始。オリーブオイルでニンニクを炒め、挽肉を炒める。そのあとタマネギのみじん切りを入れ炒める。それからにんじん、ズッキーニ、セロリ、ナスをみじん切り(フードプロセッサーを使わず、すべて包丁で5mm角に)を投入し炒める。トマトは湯むきして投入。
水は入れずにある程度煮込む。水分が少なくなってきたら、火を止めルーを投入。またしばらく煮込んでできあがり。3時間かかった。(みじん切りが大変なのだ)
 妻に味見をしてもらった。「甘さが足りない。」らしい。「砂糖追加」の指令がでた。15人分だから砂糖はこのくらいかな?とドバドバ入れた。かき混ぜて味見をしてみると、甘すぎて食べられる状態ではなかった。妻の「なんで味見しながら入れないの?」という言葉にイラッとしたが、捨てるわけにも行かない。
 もう一回おなじ量を作り、甘さを薄めることにした。肉は牛肉と豚肉の切り落としがあり、それ以外の材料とルーはまだまだあったため、同じ行程を繰り返すことにした。夜の11時に作り終えた。
 まだ少し甘めだが食べられる範囲。やっと料理が終わった。一番大きなストウブの鍋にいっぱい出来た。甘い以外は最高の味。しかし、作るのに6時間はないでしょう。味見は大切であった。
包丁だけは切れ味が悪いといやなのでいつも研いでいます。新聞紙などキレイに切れるほどです。おかげで指もよく切れます。
そんなわけで、細かい失敗を繰り返しながら料理はうまくなるのだと思います。


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by nikikai_sapporo | 2018-08-30 07:32 | Dr.佐藤 禎