コラム・1月号(第39回)/事務局・石川 【二期会歯科クリニック・札幌中央区】
2011年 01月 06日
事務局の石川です。今月は私が担当させていただきます。
この時期に質問の多い「確定申告の医療費控除」については2007年12月号に詳しく書きましたのでそちらを参照してください。医療費が10万円を超えるということはあまりいいことではないのですが、もし超えた場合はもれなく申告しましょう。「医療費」は一家族単位で、病院への交通費、薬局で購入した市販薬等も含まれます。きちっと申告して払いすぎた税金を取り戻しましょう!
今年も個人の趣味的な文章ですいません。
去年のファイターズは残念でしたね。前半の不振時にはだいぶドームの客足も減ってしまったようです。でも、夏のTV番組で「観客が減ってきている」というニュースの後にスポーツコメンテイターの栗山さんがこんなことを言っていました。「ファイターズファンは贅沢だ。優勝はそんなにできるものではない。連覇はジャンアンツ以外にはそんなに例がない。僕のいたヤクルトは10年も最下位争いをしていた。それでもファンは一生懸命応援してくれた。」確かにそうですね。優勝争いするだけでもすごいことですよ。去年はわずかの差でBクラスだったけど最後は本当にエキサイトしました。選手の皆さんには感謝です。
今年の目玉はもちろんドラフト1位の斎藤佑樹君です。
先日、70過ぎの故郷の姉より「佑ちゃんをよろしく!」とメールが来ました。昨年のこの欄で「プチ故郷紹介」させていただきましたが、私は群馬県の桐生(きりゅう)という街で生まれ、親戚・兄・姉がそこに住んでいます。斎藤投手は東京の早稲田実業出身ですが、実家は群馬県太田(おおた)市です。桐生とは隣同士で、自動車のスバルで有名な富士重工の企業城下町です。群馬県民はとても地元意識が強いので、ついつい姉も「佑ちゃんをよろしくね!」ということになってしまうようです。まったく面識もないのに・・・。
ちなみに富士重工の前身は中島飛行機といって陸軍の戦闘機の「隼(はやぶさ)」などをつくっていた企業です。正月3日の道新に「『隼』復元 米を飛ぶ」という記事が載っていました。昭和18年丘珠空港から出撃し北千島に残された「隼」がアメリカで20年かけ復元され65年ぶりにオレゴン州の空を飛んでいるとのことでした。その「隼」です。若い方は知らないとは思いますが僕らの子供のころは「隼」や「ゼロ戦」のプラモデルで遊んだものです。戦後はその高度な技術を生かし自動車製造に転身しました。今では当たり前の4WD自動車のパイオニア企業です。
桐生は昔から高校野球が盛んで、市内の高校7校のうち5校が甲子園出場をはたし、「球都」とも言われています。わが母校の桐生高校も春の選抜で2度準優勝をしています。といっても50年も前のことですが・・・。最近では1999年に桐生第一高校がエース正田君のもとで夏の甲子園制覇を果たしました。正田君は2000年にファイターズのユニホームを着ましたが、残念ながらあまり活躍できませんでした。現在は台湾球界で頑張っているようです。ちなみに中継ぎエース(になってほしい)菊地 和正投手も「球都桐生」の高校出身です。「球都」出身の私としては今年もドームに通うつもりです。斎藤、菊池の両投手が活躍することを願っています。
あまりにも「個人的」になってしまったので、最後にちょっと歯科関連の話を。
「スポーツ」と「かみしめ」については有名な話です。あの「世界の王選手」がバッティング時の強烈な「かみしめ」により「引退時に歯がボロボロだった」という話は有名です。一流選手は瞬発力を高めるために無意識のうちに強烈なかみしめをおこないそのために歯には大変な負担がかかるそうです。そのかみしめの力から歯を守りかつ効果的に瞬発力を高めるために普及しているのがマウスピースです。横浜ベイスターズの村田選手はマウスピースを入れていますよね。以前はなるべく目立たない色(透明)だったのですが、最近のプロスポーツの世界では派手な色のものも好まれているようです。
二期会でもご要望によりスポーツ用のマウスピース(健康保険対象外)を作成しておりますが、「歯ぎしり」や「顎関節症」の治療用マウスピース(スプリントといいます)は健康保険対象で日常的に診療に使われています。(HP「口腔外科(顎関節症の治療)」をご覧になってください)歯ぎしりは寝ている間におこるので、スポーツ選手のかみしめと一緒で(無意識が故に)相当の負担がかかるようです。
以下は、二期会の患者さん向けパンフレットの抜粋です。
【かみしめ、歯ぎしりと歯周病】
体の諸器官は、運動した後には休息が必要になります。休む時間がないと、いつかは抵抗力の限界を超え、異常が生じます。
歯も同じことが言えます。食事以外のときにいつもかみしめていたり、睡眠中に歯ぎしりを続けていると、歯を支えている骨と歯根膜が圧迫されて循環障害に陥り、骨の量は減少していきます。その結果歯が動き出して、しっかり噛めなくなってしまいます。
また、このような状態では細菌に対する抵抗力も低下して、歯周病が急速に進行していきます。最悪の場合にはどんなに歯磨きをよく行っても、歯を抜かなければならなくなることもあるのです。
このような事態を防ぐには、日中は口の周りの筋肉の力を抜いて、上下の歯が接触しないように気をつけます。夜眠るときはナイトガード(スプリントともいう)を装着することもあります。
心当たりの方は放置せず、ぜひ担当医に相談してください。
▽総合的な治療が可能な歯科医院です
医療法人 二期会歯科クリニック / 矯正歯科 小児歯科 歯科口腔外科 審美歯科
札幌市中央区北3条西2丁目 NC北専北3条ビル8F TEL:011-251-2220
この時期に質問の多い「確定申告の医療費控除」については2007年12月号に詳しく書きましたのでそちらを参照してください。医療費が10万円を超えるということはあまりいいことではないのですが、もし超えた場合はもれなく申告しましょう。「医療費」は一家族単位で、病院への交通費、薬局で購入した市販薬等も含まれます。きちっと申告して払いすぎた税金を取り戻しましょう!
今年も個人の趣味的な文章ですいません。
去年のファイターズは残念でしたね。前半の不振時にはだいぶドームの客足も減ってしまったようです。でも、夏のTV番組で「観客が減ってきている」というニュースの後にスポーツコメンテイターの栗山さんがこんなことを言っていました。「ファイターズファンは贅沢だ。優勝はそんなにできるものではない。連覇はジャンアンツ以外にはそんなに例がない。僕のいたヤクルトは10年も最下位争いをしていた。それでもファンは一生懸命応援してくれた。」確かにそうですね。優勝争いするだけでもすごいことですよ。去年はわずかの差でBクラスだったけど最後は本当にエキサイトしました。選手の皆さんには感謝です。
今年の目玉はもちろんドラフト1位の斎藤佑樹君です。
先日、70過ぎの故郷の姉より「佑ちゃんをよろしく!」とメールが来ました。昨年のこの欄で「プチ故郷紹介」させていただきましたが、私は群馬県の桐生(きりゅう)という街で生まれ、親戚・兄・姉がそこに住んでいます。斎藤投手は東京の早稲田実業出身ですが、実家は群馬県太田(おおた)市です。桐生とは隣同士で、自動車のスバルで有名な富士重工の企業城下町です。群馬県民はとても地元意識が強いので、ついつい姉も「佑ちゃんをよろしくね!」ということになってしまうようです。まったく面識もないのに・・・。
ちなみに富士重工の前身は中島飛行機といって陸軍の戦闘機の「隼(はやぶさ)」などをつくっていた企業です。正月3日の道新に「『隼』復元 米を飛ぶ」という記事が載っていました。昭和18年丘珠空港から出撃し北千島に残された「隼」がアメリカで20年かけ復元され65年ぶりにオレゴン州の空を飛んでいるとのことでした。その「隼」です。若い方は知らないとは思いますが僕らの子供のころは「隼」や「ゼロ戦」のプラモデルで遊んだものです。戦後はその高度な技術を生かし自動車製造に転身しました。今では当たり前の4WD自動車のパイオニア企業です。
桐生は昔から高校野球が盛んで、市内の高校7校のうち5校が甲子園出場をはたし、「球都」とも言われています。わが母校の桐生高校も春の選抜で2度準優勝をしています。といっても50年も前のことですが・・・。最近では1999年に桐生第一高校がエース正田君のもとで夏の甲子園制覇を果たしました。正田君は2000年にファイターズのユニホームを着ましたが、残念ながらあまり活躍できませんでした。現在は台湾球界で頑張っているようです。ちなみに中継ぎエース(になってほしい)菊地 和正投手も「球都桐生」の高校出身です。「球都」出身の私としては今年もドームに通うつもりです。斎藤、菊池の両投手が活躍することを願っています。
あまりにも「個人的」になってしまったので、最後にちょっと歯科関連の話を。
「スポーツ」と「かみしめ」については有名な話です。あの「世界の王選手」がバッティング時の強烈な「かみしめ」により「引退時に歯がボロボロだった」という話は有名です。一流選手は瞬発力を高めるために無意識のうちに強烈なかみしめをおこないそのために歯には大変な負担がかかるそうです。そのかみしめの力から歯を守りかつ効果的に瞬発力を高めるために普及しているのがマウスピースです。横浜ベイスターズの村田選手はマウスピースを入れていますよね。以前はなるべく目立たない色(透明)だったのですが、最近のプロスポーツの世界では派手な色のものも好まれているようです。
二期会でもご要望によりスポーツ用のマウスピース(健康保険対象外)を作成しておりますが、「歯ぎしり」や「顎関節症」の治療用マウスピース(スプリントといいます)は健康保険対象で日常的に診療に使われています。(HP「口腔外科(顎関節症の治療)」をご覧になってください)歯ぎしりは寝ている間におこるので、スポーツ選手のかみしめと一緒で(無意識が故に)相当の負担がかかるようです。
以下は、二期会の患者さん向けパンフレットの抜粋です。
【かみしめ、歯ぎしりと歯周病】
体の諸器官は、運動した後には休息が必要になります。休む時間がないと、いつかは抵抗力の限界を超え、異常が生じます。
歯も同じことが言えます。食事以外のときにいつもかみしめていたり、睡眠中に歯ぎしりを続けていると、歯を支えている骨と歯根膜が圧迫されて循環障害に陥り、骨の量は減少していきます。その結果歯が動き出して、しっかり噛めなくなってしまいます。
また、このような状態では細菌に対する抵抗力も低下して、歯周病が急速に進行していきます。最悪の場合にはどんなに歯磨きをよく行っても、歯を抜かなければならなくなることもあるのです。
このような事態を防ぐには、日中は口の周りの筋肉の力を抜いて、上下の歯が接触しないように気をつけます。夜眠るときはナイトガード(スプリントともいう)を装着することもあります。
心当たりの方は放置せず、ぜひ担当医に相談してください。
▽総合的な治療が可能な歯科医院です
医療法人 二期会歯科クリニック / 矯正歯科 小児歯科 歯科口腔外科 審美歯科
札幌市中央区北3条西2丁目 NC北専北3条ビル8F TEL:011-251-2220
by nikikai_sapporo
| 2011-01-06 17:14