歯科医師が綴るコラム集やお知らせなど【二期会歯科クリニック】札幌市中央区北3条西2丁目 NC北専北3条ビル8F/TEL:011-251-2220


by nikikai_sapporo
「トリスをのんでハワイに行こう」

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 このフレーズを聞いて「懐かしい」と思う方は昭和の人間ですが・・・。
両親とも「いける口」だったので、物心ついた時から酒は身近な物でそれなりに口にはしていたのですが、本格的に(笑)飲み始めたのは大学入学後でした。当時はお金も無く、うまい酒ではなく酔える酒ということで焼酎等を飲むことが多く、あまりこだわりがなかったのですが(今でも飲み会等では翌日のことも考えて焼酎が多いです)、最近うまい酒が飲みたいなと思ったときに選ぶ酒はウイスキーになっております。それまでのウイスキーに対するイメージはあまり良いものではなく、辛い、臭い、きついといった感じだったのですが、最近はウィスキーの琥珀色の世界にはまっております。

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 酒は大別すると醸造酒と蒸留酒に分けられ、醸造酒は穀物等の原料を酵母により発酵させて作られる物で、アルコール度数は4~20%くらいでビールやワイン、日本酒がこれにあたり原材料の色、香りや風味が味わえる物です。蒸留酒は醸造酒を加熱して蒸留することによりアルコール度数を高めた物であり、ウイスキーやウオッカ、焼酎、ジン、テキーラ等がそうです。蒸留により原料の風味は薄くなるので、薬草や果物などで色や香り付けしたものもあります。ウイスキーも蒸留直後は透明なのですが、「樽」に入れて熟成させることによりあの琥珀色の液体となるのです。

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 樽による熟成は長期にわたり、その熟成度も樽ごとに異なるため品質を維持することは大変なことなのですが、これが銘柄ごとの特徴となるのです。現在イギリス、アイルランド、アメリカ、カナダそして日本で作られているウイスキーが世界の五大ウイスキーと呼ばれており、近年では日本のウイスキーが世界的な品評会で連続して優勝するなど確固たる地位を得ております。

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 日本のウイスキーの歴史はちょっと前の朝のドラマ「マッサン」でも描かれていました。ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝がイギリスの蒸留所で修行したことが原点であり、その製法はスコッチウイスキーに準じたものですが、日本人の勤勉さと繊細さがウイスキーを更に美味しくしたのだと思います。

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 面白いのがサントリーとニッカ両社の方向性で、前者が「滑らかさとバランス」なのに対して後者は「コクと力強さ」であり、飲み比べるとこれがまたどっちも「旨い!」。ストレートで味わうと長期熟成による角の取れたまろやかさと香りの奥深さ、心地よい余韻が残ります。さらにストレートウィスキーにほんの数滴の水を加えるだけで、香りと味の広がりががらりと変わったりするので本当に奥が深いなぁと感じております。(酔っぱらってしまうとそんなこともわからなくなってしまうのですが・・・)もちろん他の国のウイスキーも原料や仕込み方が異なるので日本のウイスキーにはない個性があり、それを味わうのも楽しみの一つです。

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 そんな旨い酒を一人で物思いに耽りながら味わうというのは幸せな時間なのですが、先の朝ドラや海外の人気もあって最近お気に入りのウイスキーが品薄で手に入らないのが悩みの種です。(仕込みから熟成を経て出来上がるので、いきなり増産は出来ないのです。)その代わりやっと手に入れた一本をちびりちびりと飲むのも一興かなと思う今日この頃です。

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▽総合的な治療が可能な歯科医院です
医療法人 二期会歯科クリニック / 矯正歯科 小児歯科 歯科口腔外科 審美歯科
札幌市中央区北3条西2丁目 NC北専北3条ビル8F TEL:011-251-2220
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# by nikikai_sapporo | 2015-12-20 11:14 | Dr.森本 光一
「院内改装について」

今回は佐藤が担当します。
今年の9月のシルバーウイークにエレベーター前から待合室の改装、および診療ユニット1台増設を行いました。
壁紙と床を一新し、すっきりとした外観となりました。

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次に、暗いと不評だったブラッシングコーナーを改善しました。
照明をより明るくし、前方から照らすことで、顔が暗くならないよう配慮しました。
蛇口も自動で水が出るように変更しましたので、より清潔に使っていただけると思います。

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託児室も改装しました。小児コーナーの診療ユニット増設に伴って、託児室は狭くなりましたが、グリーン色を基調とし、お子様が楽しくいられるよう考慮しました。DVDを視聴できるテレビも設置しました。当院では保育士が託児を担当いたしておりますので、安心してお子様をお預けください。

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当院の特徴である窓側に長く続く待合室も改装しました。前回に改装した床と椅子に続き、壁紙を一新することでより明るく、きれいになったと思います。
また、照明のLED化も進めております。

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今回の改装におきまして、私が担当したのはモニターの設置と管理です。
今回は、エレベータ前に1台、待合室に2台の計3台が同時に稼働するシステムを取り入れました。かねてより、エレベータ前やその他の壁にポスターが多く、それをすっきりさせる目的がありました。

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診療や会計をお待ちいただいている間、興味をもって観ていただけるようコンテンツを随時変更しています。掲示するコンテンツはどんどん増やしていく予定です。
お気付きの点などございましたらスタッフにお申し付けください。
これからも良い環境でお過ごしいただけるよう、努めていきたいと思います。

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# by nikikai_sapporo | 2015-11-25 00:03 | Dr.佐藤 禎
『居酒屋を極める!』 

 みなさま、こんにちは。
今月のブログは、工藤 諭が担当致します。

♫「もしも〜嫌いで〜無かったら〜・・・」
♫「洒落もない〜そんな〜居酒屋で〜」

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 今回またしても、怪しげな歌から始まりました。この曲のイントロを聴くと、40歳以上の道民なら必ず思い出すあのフレーズ・・。
「コロ、コロ、コロポックル・・」

 そんなことは置いておいて、今回のテーマは「居酒屋を極める!」です。この季節になると、特に仕事が終わった後、居酒屋での一杯は堪えられません。しかし、私、吉田類さんじゃありませんので、大学生の頃の近所の居酒屋やススキノの大衆酒場くらいしか経験がありません。そこで、居酒屋の歴史等を成書からひもといてみたいと思いまする。

「なんだ、今回もネタ切れか〜」と思っている貴方、正解です!

 まあ、そもそも居酒屋ってなんぞや?と考えると、読んで字のごとく「酒屋に居座って酒を飲む」らしいです。古くには、室町時代の京都に、居酒屋風の「下請酒屋」と呼ばれた立ち飲み屋があったと言われています。江戸時代になると、庶民向けに酒の量り売りが始まり、買ったばかりの酒を店先で立ち飲みする輩も現れました。

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現代の若者が、歩いたり電車に乗りながら、パンやおむすびを頬張っている姿は、数百年前から脈々と受け継がれていたのでしょうか?

 江戸時代の居酒屋メニューの定番は「豆腐田楽」らしいです。あとは、厚揚げなども好まれておりました。さらに、煮売り屋や屋台も居酒屋として進化していきました。鬼平などは、蕎麦屋でいつも飲んでおりました。中村主水も、屋台の蕎麦屋で蕎麦を啜りながら一杯ひっかけておりました。

 ここでちょっと脱線いたしますが、江戸時代当時の日本酒事情について触れておきましょう。最初の頃は、近畿から江戸へ船で日本酒を運んでいました。富士を見ながら運ぶので「富士見酒」なんて呼ばれておりました。

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当時は酒税の関係で、アルコール度数よりも製造量に対して課税されておりました。よって、濃度の濃い物(アルコール度数約20%)を作り、造り酒屋→問屋→小売り酒屋と流通されていく段階でどんどん水増しされて、消費者に届く頃には4〜5%程度に薄まっていたと言われております。「むらさめ」という名のお酒は、妖刀ムラサメとは関係なく、飲んで村まで帰る時には醒めちゃうところからきているらしいです。戦後はこのようなお酒を「金魚酒」と呼んだらしいです。なんでって?

 お酒の中で金魚が泳げるからだよ〜。

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 おっと、おいたが過ぎました。もとい。幕末の頃の居酒屋の升酒一杯の値段は、上等酒12文、中等酒10文、並酒6文くらいとか。また、客はほぼ男のみ。女性は清楚で素晴らしい。

 ところが明治期になると、ビールをはじめとした洋酒が流入し、ついには1899年銀座に「恵比寿ビアホール」なるものが登場!サッポロ万歳!

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 ここで、再び脱線・・。
 先日、TVでも紹介されておりましたが、お店で飲むキンキンに冷えた生ビールと、缶ビール、瓶ビールに全く差が無いってことは、にわかに信じられません。グラスの管理、ビールの温度、注ぎ方の違いであって、内容物は一緒。「生」かどうかは、製造工程での熱処理を加えていないかどうかの違いだけ。酵母の濾過技術が発達したため、現在ではほとんどのビールが生となっております。熱処理が良いとお嘆きの貴兄向きには、「キリン・クラシックラガー」や「サッポロラガー」等、通好みの製品も一部販売されております。

 再び軌道修正し、戦後の酒類販売自由化を受けて、全国各地に飲屋街が出来ました。この後、全国チェーンの「養老の瀧」「やぐら茶屋」、ちょっと間をおいて「村さ来」「つぼ八」「北の家族」「白木屋」などが次々誕生しました。

 また海外に目を向けますと、イギリスでは中世に発達した居酒屋が、市民集会など公共の場としても利用されて、「パブリックハウス」と呼ばれるようになり、現在の「パブ」へと変化していきました。

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 日本の居酒屋は、かつて看板代わりに赤提灯を軒先に掲げていたり、縄で作ったのれんを入り口に下げていたので、「赤ちょうちん」「縄のれん」などと呼ばれる事もあります。また、居酒屋で瓶ビールの栓を開けてから客に出すのは、栓を抜かないと小売りとみなされ酒類販売免許が必要になるからだとか。なるほどね〜。

 ざっとお話してきましたが、大勢のお客さんで賑わう大きな居酒屋も良し、常連さんや一人で静かに杯を傾けるお客さんのいる小さな居酒屋も良し。古くから日本の文化に根ざした居酒屋さんは、今日も人々に美味しいお酒と小料理、そして温もりも提供してくれておりまする。

 早く仕事終わらないかな〜。

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# by nikikai_sapporo | 2015-10-20 14:25 | Dr.工藤 諭
 今月は事務局長:木下が担当で、今年当院に導入した、あるいは導入予定の新しい設備をご紹介します。

 ゴールデンウィークに待合室を改装し、椅子、カーペット、柱が新しくなりました。この材質は、工藤(諭)先生のチョイスです。落ち着いた雰囲気です。

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 ガス滅菌器を2台導入。
http://www.rmmc.co.jp/equipment/hollsteri/index.html

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 9月6日に歯科用CTを導入します。
詳しくは当ホームページのX線システムをご覧ください。
http://www.nikikai.com/2015_new_system.html

 シルバーウィークには受付前、ブラッシングルーム、託児室、小児コーナーの改装とユニット(歯科診療台)も新しくする予定です。
 ユニットは当院開業以来すべてタカラベルモントさんの機種を使用しています。今回新しくなるユニットは小児コーナーの4台で、6月に発売開始されたものです。
http://www.takara-dental.jp/products/chairunit/cierto/index.html

 導入予定の機器を確認するために8月22-23日に開催された2015北海道デンタルショーへ行きました。このデンタルショーは毎年この時期に札幌パークホテルの地下で開催され、最新の歯科器材や衛生材料などが紹介される展示会です。

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 導入予定のCTのソフトウェアは、アイコンが沢山あり使い勝手は良さそうでした。

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 導入予定のユニット(歯科診療台)です。

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 この他にも当院フロアのトイレがリニューアルの予定です。
今後も清潔感のあるクリニックを維持するよう頑張っていきたいと思います

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# by nikikai_sapporo | 2015-09-01 18:04 | 事務局:木下
「TCHについて」

今月は、工藤(智)が担当いたします。

これが初コラムになります。よろしくお願いします。
今回は最新トピックというわけではありませんが、TCHについて取り上げます。

TCHとは、Tooth Contacting Habitの略で、日本語にすると歯列接触癖という
習癖行動を指す用語です。

上下の歯を接触させなければならないのは、主に会話、咀嚼、嚥下(飲み込み)をする時です。これらの行動は、機能的な歯の接触とされ、1日で上下の歯が接触している時間はわずか20分程度です。
意外かもしれませんが、それ以外時間は、通常歯と歯は離れた状態にあります。
リラックスした安静状態では、唇は閉じていて、歯と歯が離れている状態が正常とされています。

一方、TCHによる歯の接触は機能的な接触ではなく、非機能的な時に上下の歯を接触させる癖ということになります。
つまり、誰かと話しているわけでも、何か食べているわけでも、何かを飲み込もうとしているわけでもないのに、歯と歯をくっつけている状態です。

口を閉じる際には、咀嚼筋という筋肉が活動しています。上下の歯が軽くでも接触していると、この咀嚼筋の活動が高まることが知られています。筋肉の活動が高まった状態(筋肉を力ませた状態)が長く続くと、筋肉の痛みの原因となってしまうので、TCHのある方には咀嚼筋の痛みがよくみられます。

またTCHは多くの人が悩まされている顎関節症の原因因子の一つともされています。

この他にTCHのもたらす口腔内の問題として以下のようなことが挙げられています。
・舌、頬粘膜の誤咬
・発語不明瞭化
・口内炎の重症化
・舌痛症の発症
・歯周病の悪化
・歯の咬耗、破折
・歯の圧下
・根管治療時の疼痛持続
・補綴物の脱離
・咬合違和感の発症
などなど歯科的には悪いことづくしです。

日常臨床では、咀嚼筋の痛みや歯の咬耗の具合などから歯ぎしり、食いしばり、TCHが疑われる患者さんをよく見かけます。そのような患者さんにTCHについて説明すると、「そんなことしてないと思うんだけど…」という答えが多く返ってきます。

虫歯や歯周病というのは、レントゲンなどで視覚的に認識できますし、適切な治療とその後のメンテナンスで健康な状態を保つことができます。

しかしながら、TCHというのは癖であって、病気ではありません。多くの場合、患者さん自身に自覚はなく、TCHを強く疑われる患者さんがいても、我々歯科医師もTCHがあるという確実な証拠は示せませんし、それゆえ患者さんへの説得力に欠けてしまします。

現在のところTCHを確実に治す薬も方法もありません。TCHへの対応としては、上下の歯を離しておくよう意識してもらうしかありませんが、言葉でいうほど簡単なことではありません。まず自分が上下の歯をくっつけてしまっているということに気付くことから始めなければいけないと思います。





突然ですが…

起座位で軽く目を閉じ、唇を閉じてみてください。



この時、上下の歯はどこか咬んでいますか?
それともどこも触っていませんか?


どこか咬んでしまっていれば、TCHがあると考えられます。

次に…

唇を強めに閉じて、しっかりと咬みしめてください。
そして上下の歯を離してみてください。



この時唇はどうなっているでしょうか?
唇が離れてしまっている方はTCHの可能性があります。


最後に…

唇も上下の歯も少し開いた状態を保ってください。
そして唇を閉じてみてください。



この時上下の歯はどうなっているでしょうか?
唇に合わせて歯も咬んでしまっている方もTCHの可能性があります。

これらに当てはまった方は必ずTCHがあるというわけではありませんが
顎関節症と診断されたことがある方、咀嚼筋や顎に痛みがある方は特に気を付けて頂きたいと思います。ふとした時に、歯と歯が離れているか確かめてみてはいかがでしょうか?

TCHがあるという自覚をもってもらうこと自体がとても難しいため、日々の診療の中で患者さんに伝えきれず力不足を感じることもしばしばですが、TCHによる症状を防げるようにこれからも頑張って説明していこうと思います。

<参考文献>
木野 孔司 歯界展望 Vol.118 No.2 2011-8

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# by nikikai_sapporo | 2015-08-02 10:55 | Dr.工藤智也