歯科医師が綴るコラム集やお知らせなど【二期会歯科クリニック】札幌市中央区北3条西2丁目 NC北専北3条ビル8F/TEL:011-251-2220


by nikikai_sapporo

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~親知らず 抜かずに活かす?~

今回は「親知らず」について書きたいと思います。

「親知らず」とは第三大臼歯というのが正式な名称ですが、親の知らない間に生えてくる歯という意味で「親知らず」と呼ばれています。

この「親知らず」は様々なトラブルを起こす歯というイメージがあると思います。

実際、現代の人間は顎が小さい人が多く、親知らずの生えるスペースが足りないため横向きや斜めに生えてくる場合があります。このような場合、歯ブラシがし難くなり、虫歯や歯周炎になり易くなります。

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親知らずによる問題が起きた場合は歯科医から抜歯を勧められることが多いと思います。

しかし…、その親知らず 活かせるかもしれません。

実際の症例をご紹介いたします。

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奥歯が欠損している所に親知らずを移動して欲しい…と依頼がありました。

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矯正治療を開始して、

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起き上がりました! 

次に下図の症例は右側が歯の大部分を削っている銀歯があり、左側は欠損しているスペースを補う処置(ブリッジ)をしています。

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喪失もしくはダメージの大きい歯の代わりに健康な親知らずを活かす治療方針を立てました。

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装置を装着して、左側のブリッジを撤去し、右側の銀歯を抜歯しました。

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隙間を閉じながら、左側の親知らずを誘導しています。

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続いて右側の親知らずの誘導を開始しました。

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スペースも閉じて親知らずを配置できました。

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矯正終了時です。

 このように病巣のある歯や失った歯の代わりに健康な「親知らず」を活かすことができるかもしれません。しかし、「歯の大きさや顎の大きさのバランスが悪く並ばない」、「親知らずの虫歯が大きい」、「親知らずの周辺が炎症を起こしている」、「骨と癒着して動かない」といった問題がある場合はその限りではありません。
 
 「親知らず」を含めた歯並びに関するお悩みがありましたら、お気軽に矯正科へご相談ください。


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by nikikai_sapporo | 2017-04-01 08:05 | Dr.大西 康友