歯科医師が綴るコラム集やお知らせなど【二期会歯科クリニック】札幌市中央区北3条西2丁目 NC北専北3条ビル8F/TEL:011-251-2220


by nikikai_sapporo

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『居酒屋を極める!』 

 みなさま、こんにちは。
今月のブログは、工藤 諭が担当致します。

♫「もしも〜嫌いで〜無かったら〜・・・」
♫「洒落もない〜そんな〜居酒屋で〜」

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 今回またしても、怪しげな歌から始まりました。この曲のイントロを聴くと、40歳以上の道民なら必ず思い出すあのフレーズ・・。
「コロ、コロ、コロポックル・・」

 そんなことは置いておいて、今回のテーマは「居酒屋を極める!」です。この季節になると、特に仕事が終わった後、居酒屋での一杯は堪えられません。しかし、私、吉田類さんじゃありませんので、大学生の頃の近所の居酒屋やススキノの大衆酒場くらいしか経験がありません。そこで、居酒屋の歴史等を成書からひもといてみたいと思いまする。

「なんだ、今回もネタ切れか〜」と思っている貴方、正解です!

 まあ、そもそも居酒屋ってなんぞや?と考えると、読んで字のごとく「酒屋に居座って酒を飲む」らしいです。古くには、室町時代の京都に、居酒屋風の「下請酒屋」と呼ばれた立ち飲み屋があったと言われています。江戸時代になると、庶民向けに酒の量り売りが始まり、買ったばかりの酒を店先で立ち飲みする輩も現れました。

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現代の若者が、歩いたり電車に乗りながら、パンやおむすびを頬張っている姿は、数百年前から脈々と受け継がれていたのでしょうか?

 江戸時代の居酒屋メニューの定番は「豆腐田楽」らしいです。あとは、厚揚げなども好まれておりました。さらに、煮売り屋や屋台も居酒屋として進化していきました。鬼平などは、蕎麦屋でいつも飲んでおりました。中村主水も、屋台の蕎麦屋で蕎麦を啜りながら一杯ひっかけておりました。

 ここでちょっと脱線いたしますが、江戸時代当時の日本酒事情について触れておきましょう。最初の頃は、近畿から江戸へ船で日本酒を運んでいました。富士を見ながら運ぶので「富士見酒」なんて呼ばれておりました。

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当時は酒税の関係で、アルコール度数よりも製造量に対して課税されておりました。よって、濃度の濃い物(アルコール度数約20%)を作り、造り酒屋→問屋→小売り酒屋と流通されていく段階でどんどん水増しされて、消費者に届く頃には4〜5%程度に薄まっていたと言われております。「むらさめ」という名のお酒は、妖刀ムラサメとは関係なく、飲んで村まで帰る時には醒めちゃうところからきているらしいです。戦後はこのようなお酒を「金魚酒」と呼んだらしいです。なんでって?

 お酒の中で金魚が泳げるからだよ〜。

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 おっと、おいたが過ぎました。もとい。幕末の頃の居酒屋の升酒一杯の値段は、上等酒12文、中等酒10文、並酒6文くらいとか。また、客はほぼ男のみ。女性は清楚で素晴らしい。

 ところが明治期になると、ビールをはじめとした洋酒が流入し、ついには1899年銀座に「恵比寿ビアホール」なるものが登場!サッポロ万歳!

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 ここで、再び脱線・・。
 先日、TVでも紹介されておりましたが、お店で飲むキンキンに冷えた生ビールと、缶ビール、瓶ビールに全く差が無いってことは、にわかに信じられません。グラスの管理、ビールの温度、注ぎ方の違いであって、内容物は一緒。「生」かどうかは、製造工程での熱処理を加えていないかどうかの違いだけ。酵母の濾過技術が発達したため、現在ではほとんどのビールが生となっております。熱処理が良いとお嘆きの貴兄向きには、「キリン・クラシックラガー」や「サッポロラガー」等、通好みの製品も一部販売されております。

 再び軌道修正し、戦後の酒類販売自由化を受けて、全国各地に飲屋街が出来ました。この後、全国チェーンの「養老の瀧」「やぐら茶屋」、ちょっと間をおいて「村さ来」「つぼ八」「北の家族」「白木屋」などが次々誕生しました。

 また海外に目を向けますと、イギリスでは中世に発達した居酒屋が、市民集会など公共の場としても利用されて、「パブリックハウス」と呼ばれるようになり、現在の「パブ」へと変化していきました。

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 日本の居酒屋は、かつて看板代わりに赤提灯を軒先に掲げていたり、縄で作ったのれんを入り口に下げていたので、「赤ちょうちん」「縄のれん」などと呼ばれる事もあります。また、居酒屋で瓶ビールの栓を開けてから客に出すのは、栓を抜かないと小売りとみなされ酒類販売免許が必要になるからだとか。なるほどね〜。

 ざっとお話してきましたが、大勢のお客さんで賑わう大きな居酒屋も良し、常連さんや一人で静かに杯を傾けるお客さんのいる小さな居酒屋も良し。古くから日本の文化に根ざした居酒屋さんは、今日も人々に美味しいお酒と小料理、そして温もりも提供してくれておりまする。

 早く仕事終わらないかな〜。

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by nikikai_sapporo | 2015-10-20 14:25 | Dr.工藤 諭